alan 1st concert - voice of you -@Zepp Nagoya 雑感

MOONZERO2010-01-14

最近はメディアへの露出も増えてきた模様のalan。デビューから二年半の時を経て、初のワンマンライブは名古屋から。
予定の開場が20分ほど遅れて、会場まわりに行列ができる。寒いっての。そんな中、関係者らしき人に光る腕輪を渡される。alan応援のために無償で配っているのだとか。そういう考え方もあるのねと思いつつ受け取る。
いざ入場。めちゃめちゃ混んでる(汗)。ドリンクはペットボトルだったのだが、ペットボトル用のネックストラップは初めて見たな。Tシャツは前売りの時点で買ってたので、そのまま席に着く。CDは特典でポスターがついてきたけど、特に魅力は感じなかったのでパス。
公演そのものは予定通りスタート。

衝撃過ぎたオープニング

全体で20曲+3(アンコール)だったんだけど、曲名が全部はわからなかったので、特に印象に残ってるところをダイジェストで紹介。

1. 天女〜 2. 群青の谷

天女で始まってくれるといいなぁなどと思っていたら、本当にきた…。中央の映像の後ろでalanが舞う演出も相俟って、ものすごいインパクト。alan必殺のフェイクが早くも炸裂し、全身鳥肌が立つような感動でした。
オープニングにしてこの破壊力。alanフェイクを生で初めて聴いたけど、CDで聴くより遙かにパワーがあって聴き応え満点。
そのままなだれ込んだのは「明日への讃歌」ではなく「群青の谷」。ちょっと意外な組み合わせだったけど、これはこれでパワーがあってよかったな。声そのもののインパクトは弱くなるけど、バンドのパワーはこっちが上って感じだし。ともあれ、ぞくぞくしっぱなしでしたよ、ええ。

5. 空唄

この前後は新しめの曲が並んでいた感じだったかな。衣装もモダンな黒になってたし。結構ノリのいい曲もあって意外な感じも。
この曲は1stの頃の曲。音としてのalanの声を楽しむにはこの曲は実にいいですね。

9. 千年の虹

CD未収録の曲だそうです。1stの頃の雰囲気とバックの映像美が魅力。

10. Ballad 〜 名もなき恋のうた

今回意外によかったのがこれ。静かな曲で声をぐっと聴かせる曲はやっぱりalanは強いですな。ライブだと特にフェイクが映えるし、ぐっとしびれます。
このあと衣装チェンジタイム。alanな写真がいろいろと。白い天女スタイル→モダンな黒…だったalanは、ここから白いチベット風衣装。聞けば本人デザインとか。。アジアテイストで「ひとつ」のC/Wだった「sign」風の曲に続いていきました。

12. 明日への讃歌

そしてそしてデビュー曲。個人的にはこの曲が最大の目当て。
今回はオープニングのインパクトほどではなかったけど、フェイクフルパワーのalanの魅力は存分に堪能できましたな。CDで聴くよりも遙かに凄かった。伸びゆく高音がもう一段高くなるフェイクは鳥肌が立つくらいよかったな〜…。最後の所は涙が出そうでした。
曲としてはCDのもので完成された世界なのかなとも感じたけど、ライブでも色褪せない魅力はalanの声の力ですな。

13. Nobody knows but me

「Nobody knows but you」に改名するとかしないとか。alanのピアノ作曲とのこと。

14. チベット高原(?)

中国語曲。チベットでは有名な曲だそうですな。
このあと一曲はさんで2回目の休憩。RED CRIEFの予告編がきたことで、次の曲が何となくわかったわけですが。

17. RED CLIFF 〜心・戦〜

予想通りこの曲。赤いドレスで再登場+弦楽器部隊が登場。強弱の幅・フェイクに映像が加わって素敵な仕上がりにあってましたな。「久遠の河」は日本語だったけど、「心・戦」は中国語。中国語でもいい雰囲気出ますねこの曲は。あとやっぱり中国語だと、alanのパワーが一段アップする用に見えるのは気のせいか。

18. 絆

alan二胡によるインストです。生で二胡を聴くのは初めてでした。

20. music is my life

締め曲。

Encore 2. Diamond

来月リリースのマキシより一曲。何かのタイアップ曲のようです。
アンコールのalan派、私服風で登場。観客席側では細いペンライトが支給され、アンコールではあちこちで光が揺れてました。

Encore 3. 懐かしい未来 〜longing future〜

そうか、この曲があったか。フェイクも魅力だけど、皆で歌える曲というのがいいですね。
映像に歌詞が出てちょっとしたカラオケ状態。alanもマイクを客席側に向けてみたり、流れがちょっと普通の曲と変わるのもいいものです。

初めて見るalan

ヴォーカルのみの人なライブって最近はほとんど見てなかったから新鮮だったけど、ここまで声に突出して魅力的なライブって初めてだったな。
とにかくCDでも声が魅力な人手はあったけど、実際に聴くとそのイメージのさらに上を行きます。普通のポップな曲ではそうでもないんだけど、ちょっとバックが静かな曲だったり、高音でパワーを使う曲だったりすると俄然輝きが増します。最近の曲はそういう意味でしっくりこないことも多いですが。「明日への讃歌」みたいな曲はやっぱりalanならではって感じでいいですね。
驚いたのはフェイク。いや、元々圧倒的な存在感でalanらしさの一角だったんだけど、生で聴くと一段と輝いてますね。フェイクの時はマイクを離し気味にしてるんだけど、それでも別格の声量を感じさせてくれます。ただやかましいというわけでは決してなく、透き通るようでありながら心の強さも同時に感じさせる、まさに異次元フェイク。あれを生で聴けただけでも、初ライブを観に行った会があるというものです。

alan的MC

というか、MCらしいMCはなかったような。まあこのあたりはしょうがないでしょうな。日本語でそう引っ張れる人ではなさそうだし。その分、曲が21曲(インスト等含む)というボリュームがあったし、曲を楽しむという意味ではこれもよかったのかなと。alanがライブを楽しんでる感じは存分に伝わってきましたな。
メンバー紹介とかアンコールの段階まで忘れてるあたりは初ライブならではでしょう(笑)。
客席の感じも今までに感じなかった雰囲気。黄色い声援は飛ぶし、静かな曲でもノリのいい曲もお構いなしにペンライト振ってるし。立ったり座ったり動きの豊富な観客席。なんか違和感があったけど、まあ女性ヴォーカルなライブってこういうものなのかなと思っておきますかね。


帰り際に、協賛のブルボンからチョコとドリンクのプレゼント。こんな所もなかなか新鮮。
とにかく声は凄かった。これだけ声だけで惹きつけるライブって初めてでした。

Tシャツとパンフとブルボン製品