alan 1st concert - voice of you -@人見記念講堂 雑感
名古屋に続き、1st concertの第2弾は東京。収容人数の規模感としては今回のほうが若干上です。大学内の施設を使用というのもちょっと珍しい形ですね。
前回の名古屋で大体の形はつかんでるんで、そこからどう変えてくるかもちょっと見ものでした。結果的にセットリストは同じもの使ってきましたが。
開場40分くらい前についたんだけど、もう結構人がいて、CD買ってる人も多くいましたな。腕輪イベントは今回はなかったです。全国レベルで統一されたものというわけでもないのね。
さすが東京と思ったのは花の数。まあいろんな人が花出してましたね。中国大使の名前まであったのはちょっと驚き。あとは案内担当が背広だったりと、名古屋に比べてちょっぴり厳格な雰囲気。
今回は後ろのほうの席で全体を眺める形に。高さはあるので、視界に困ることもなく楽しめましたぞ。17:00ジャストにいざ開演。
以下セットリストですが、コメントは印象に残ったところを中心に。
全体的にいえば。とにかく声は凄かった。やっぱり凄かった。高音の圧倒的な存在感は何度聴いても鳥肌。
天女〜黒銀モダン編
映像の後ろで天女が舞うオープニングは前回と同じ。あの衝撃的なオープニングがもう一度観られるというだけでもどきどきが止まりません。
01. 天女 〜interlude〜 〜 02. 群青の谷
アルバムでは天女〜明日への讃歌の破壊力が絶大だけど、ライブだと群青の谷に繋がる組み合わせがものすごく輝きます。いきなりのチベットフェイクからの映像美。そしてライブでいっそう輝く楽曲。
個人的にはここが今回のライブのMAXでした。涙腺を直撃というか、むしろ一撃で破壊された感じ。群青の谷の時には泣くほど感動してました。いや、ほんとにすごかった。何度聴いても絶大なインパクト。
03. One
04. Beauty
05. 空唄
1st期のじっくり型。前後がわりとノリがいいほうの曲が並んでいるせいか、アクセントとしても効果的でした。
06. Lost Child
07. Swear
08. Call my name
alanの曲中ではかなり珍しい部類のノリ重視。本人もこれしかないなんて笑ってましたが。
演出や映像もはじけてました。圧倒的な声の伸びがalanの真価だとは思うけど、こういうのをそつなくまとめるのもセンスですねぇ。
09. 千年の虹
今回はここで尺八(?)が登場。こういうアクセントが入るといい雰囲気でますねぇ。改めて聴くと、さびの雰囲気とか意外と良い感じ。
白チベット編
衣装チェンジ後は再び白。本人デザインのチベット風味な衣装です。
12. 明日への讃歌
そしてデビュー作。高音の伸びとチベットフェイクはalan曲の中でも最高峰。ライブならではのインパクトはオープニングのほうが上だが、alanの真骨頂を堪能するなら断然こっちだし、ライブでも最高にしびれるシーンでしょう。オープニングに続いて涙腺直撃。
13. Nobody knows but me
alan本人による作詞作曲withピアノ。今回はここでも尺八(?)登場。月をはじめとする幻想的な演出も光りましたね。
14. 青蔵高原
中国語曲。映像含めてのどかな感じできてるんだけど、ライブでも指折りの強烈なチベットフェイクを堪能できるという点は見逃せない。今回はショートバージョンだったけど、ロングバージョンも聴いてみたいな。
15. 幸せの鐘
赤ドレス編
ここでインターバル。RED CLIEFの予告編が流れます。
16. 久遠の河
17. 心・戦 〜RED CLIFF〜
2曲続けてRED CLIEFより。予告編をがっつり流した後なので、なんとなく流れはわかりますな。
衣装チェンジしたalanと弦楽器部隊が登場。名古屋のときより弦楽器の数増えてたような。心・戦は前回同様中国語バージョンです。
19. 恵みの雨
20. my life
本編の〆曲です。中盤で楽器が止まってalanがソロで歌うところがあるんだけど、そこがすごく良かったなぁと。
白い私服風味編 - アンコール
Encore01. Together
Encore02. Diamond
2月リリースのマキシより。スタンダードなナンバーかなという印象です。
ライブ的alan
声もすごいが曲数もすごい。アンコール含めて23曲はなかなかのボリュームです。声を堪能するライブというのがこれほどしっくりくるライブも珍しいんじゃないかと思います。
高音の強さと伸びは言うまでもないけど、高いところからさらに一段突き抜けてくると、本当に鳥肌ものです。このあたりはチベットフェイクに限らないalanの魅力。「明日への讃歌」のサビで微妙に歌詞間違えたとか、そういうのがどうでもよくなるくらいインパクトありますね。
フェイクはフェイクで、マイクを通常より離し気味で歌っても声量が一向に衰える気がしないパワー。あの突き抜けるような声は鳥肌もの…というかしびれる感じもあります。
振りはなんとなくペンライトを意識したものもいくつかあったり。基本的には「しなやか」な印象が強かったかと。個人的には「明日への讃歌」でPVと同じような振りでいってほしかったかなとも思ったけど、マイク持ってるとできないんだよね、あれ。
MCに関してはそれほど多く語ったわけではないけど、初ライブに対する感謝の気持ちは十分に伝わってきましたね。MCが少ない分、曲を存分に堪能できるのも、個人的には好きな方向。
明日への讃歌は、やっぱりCDとDVDの演出が最高なのかなと改めて感じましたね。ライブだと声はさらに突出するけど、雰囲気がDVDの雰囲気を超えられない感じがします。映像美はライブならではの良さもあるのは確かですが。
客席を俯瞰する
今回は後ろのほうの席だったので、観客の様子も前よりは全体的に見えましたです。名古屋のときも気にはなってたんだけど、ペンライト振りすぎな感が。ノリ曲で動きがそろわないのはまあいいとして、静かな曲でぽつぽつ振ってる姿があるのはどうにも気になったな。何本も熊手の骨みたいに持って振ってた人とかがいたっけ。
あとは立ってる人。曲によっては立ちでノッたほうがいい曲は確かにあったけど、そうでもない曲で周りが座ってる中立ってる人はどうなんだと。後ろの人がちょっと気の毒。
avex系コンサートってペンライト振るのが基本なのかなぁ。立ち座りの自由っぷりといい、なんか馴染みにくい。特にこういう、声をじっくり聴きたいライブではメリハリが大事だと思うんだけど。