please レビュー

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SHUUBI初のコラボレーションアルバム。アコースティックさが前面に出てるアルバムですね。SHUUBI新境地的アルバム。
一言で表すなら、上質を知るアルバム。
古川昌義氏のアコースティックギターが素敵なメロディーを奏でます。アルペジオからワンポイントまで、それとなく存在感を醸し出す上質な演奏はさすがの一言に尽きますね。アルバム全体の雰囲気を方向付けてます。
さらっとここの曲について触れておきます。

1. PLEASE

ASKAカバーですね。しゃれた詞が何となくそれっぽい。ギターとピアノのセッションの妙は、この二人ならではでしょうね。

2. Anniversary

詞でじっくり聴かせるタイプの曲ですね。バランス的にはピアノがやや出てるけど、アルペジオの響きが気持ちいいです。

3. hallelujah

ドラムがよく響くミドルテンポは、このアルバムではむしろ少数派。サビに入る前のギターと、前奏間奏のコード進行が絶品。個人的にはメインよりこういう味付けが好きですね。

4. Best Friend

SHUUBIらしい詞曲なんだけど、古川ギターで独特の品がプラスアルファされてる感じですね。ライブとかでたびたび歌われる曲でもあります。

5. シリタイキモチ

お洒落な演奏と口笛が特徴的な曲ですね。SHUUBIヴォイスの重なりは好みの分かれるところかも。

6. 晴天をほめるなら夕暮れを待て

ASKAカバー其の弐。穏やかなバックの演奏がSHUUBIヴォイスとよく似合います。


ASKAカバーが二曲に合作も一曲。オリジナルもありで多彩だけど、基本的にゆっくりじっくり聴かせる構成です。hallelujahあたりはその中ではノリのいい方だけど、ドラムの雰囲気とかもぐっとお洒落指向。
全体を通して、古川氏ギターの存在感が非常に強烈。逆に言うと、SHUUBIアルバムでありながらSHUUBIっぽくない感じに包まれる感じ。SHUUBIのANOTHERスタイルという見方もできるけど、曲の雰囲気自体は好みの層が変わってきそうな感じがしますね。詞をじっくり味わう人向けかも。私にはど真ん中ヒットまではいってない感じでしたね。
満足度は…65%くらいかな−。オススメは「Anniversary」と「Best Friend」あたり。上質アコースティックギターが好きだったり、ASKAなメロディーが好みなら十分買いだとは思います。