アジアの花V2 レビュー

アジアの花 V2

アジアの花 V2

Pink Or Blackに収録されていた「アジアの花」のシングルカット。C/Wも再見もそうですが、若干リアレンジが入ってます。ジャケットがやけに華やか。打ち込み系オリエンタルビートといったところでしょうかねぇ。

1. アジアの花V2

歌詞が一カ所変更になっている以外は、V1の正統進化。ドラムの抜けが良くなった分、いろんな音が聞こえてくる感じがしますね。それで居てばっちりまとまっているあたりはさすが。ヴォーカルも聴きやすくなってるかな。
ドラムに存在感のあったV1と比べると、ドラムは引っ込んで淡々とリズムを刻む方に回ってます。サビは「ぱんぱん」を意識した音作りになってたり、結構凝ってます。あとは間奏の三線も見逃せない。
個人的には軽いスネアで7連打とか変化がくるのだけはちょっと違和感があるけど、全体から見れば小さな問題かと。全体のノリは、好感触だったV1をまたさらに上回ってきていますね。名品です。

2. 再見

Asiaからのシングルカット。これも元々良曲だったのですが、ここでもう一段化けてきましたね。個人的にはこっちの進化の方が衝撃的でした。
打ち込み感が強いのは前と同じなんだけど、方向性は若干変えてきてますね。こちらも、ドラムの抜けが良くなって、いろいろな楽器の組み合わせを重視してきているようにみえます。
ベースとキーボード、諸々の効果音の組み立てが絶品。「明日の今頃は…」のところの演奏は最強です。ここに限らず、ベースのはねっぷりがとても心地よいのが大きな特長でしょうな。もう一カ所聴き所を挙げるなら、間奏のところでしょうかね。聴き応え十分、絶品です。アジアの花だけじゃなく、こちらも是非聴いて欲しいかなと。


やうこ曲は大きく分けると打ち込み系とピアノ中心系になるんだけど、打ち込み系のやうことしては非常に強力なシングルです。初めてやうこを聴く人にもお勧めだけど、Balladみたいなピアノ系にも是非触れて欲しいなとは思います。
満足度は93%くらい。申し分ありません。