(7/31 夕方〜夜)alan JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011@三軒茶屋 雑感
そして本題のプレミアムライブ。デビューコンサートと同じ昭和女子大学人見記念講堂です。グッズ販売と並行して、このコンサートのDVDの発売が決定してて予約受付中。コンサート開催前からDVD受付ってなかなか斬新。
やや遅れて開場。最終調整って何を調整してんねん。しばらくはロビーから先が解放されなかったし、なんかトラブルでもあったのかしら。メッセージカードを担当に託していざ開演を待つ。
どちらかといえば1stコンサート寄り
場所が同じってこともあるんだろうけど、ベースになる演出は1stコンサートに近い雰囲気だったかな。1stの時ほど衝撃的なオープニングというわけではなく、全体にこなれたコンサートのオープニングという感じはしましたね。黒基調のドレスでalan登場。
以下セットリスト。大盛り25曲で、インストも入れると30曲近くいってるはず。
01. BRAVE
最初から観客が立ちモード。今回はほとんどの場面で観客は立ちモードでしたな。
02. 群青の谷
1st同様序盤で早くも名曲降臨。1stの中でも特に好きな曲の一つです。なんか音のバランスが気になったけど、そんな中でも聴かせてくれますこの人は。
03. 風の手紙
04. 荽影 〜Sharp Light〜
05. 夢のガーデン
名物の二胡演奏がありました。そういえば、もう一つの名物だった青蔵高原は今回なかったなぁ。
06. eternal love 〜恋の花〜
途中から中国語バージョンになりました。
07. 久遠の河
映画シリーズはRED CRIEF 2より。壮大です。個人的には心・戦も聴きたかったなぁ。
09. ECHOES.
何かのアニソンか映画の主題歌?背景に映像が出てました。6/8拍子は手拍子キラーだなと思った一曲。
10. My Heart Will Go On
映画シリーズ第三弾。alanがカバーをやるとだいたいこの曲が来ますね。原曲に比べると少し声の線は細身ですが強さはありますよ。
ここでいったん休憩タイム。インストをはさんで白ドレスに着替えたalan登場。
11. 幸せの鐘
中国語バージョン。
12. 月がわたし
1stの隠れた名曲。今回はこういう珍しい曲が結構出てきましたね。
13. 東京未明
レア曲ですねぇ。座りでも声量が出せるという凄さを魅せてくれる曲でもあります。
言葉も分からないまま単身日本に来たalanにとって、初期の思い入れ強い一曲でもあるのでしょう。最初感極まっていました。立ち直ってからは変わらぬ声量を聴かせてくれるところも凄いよなぁ。
14. 「生きる」
新曲のようです。背景に歌詞が登場していました。深くていい詞らしいです。個人的にはそれほど魅力を感じない言い回しではありましたが。
15. ひとつ
2ndシングルですね。聴かせる曲という点において、今回はこの曲の雰囲気がとってもよかったように思います。聴き入ってました。
16. 明日への讃歌
1stシングルにはやっぱり特別な想いがあるようです。そんな前振りで主役登場。やっぱり何度聴いても格が違いますね。ずっと鳥肌立ってました。涙が出るほど素晴らしいっていうのはこういうことなのね。
演奏自体は1stに近かったかな。2ndのオーケストラスタイルと好みは分かれると思いますが、どのアレンジも魅力的。
ずっと鳥肌が立って、涙腺を直撃する曲なんてそうそうあるもんじゃないです。これ聴くだけでも今回コンサートに来た甲斐があったというものです。
再度休憩&着替え。第三弾はラメ・デニム系。ダンサブルな楽曲とともに、一気にアクティブ型コンサートへ。
17. 空唄
演奏がどうもしっくりきてなかったように見える今回のコンサートにあって、この曲は割と演奏と声がぴたっとはまってたように思います。
18. Over the clouds
alanっぽくないミステリアスな雰囲気が意外といい感じ。
19. Call my name
are you ready?でおなじみのノリ重視曲。1stの頃から活躍しておりますな。衣装的にはここがぴったり合ってた感じ。
20. Swear
手の振りで観客とシンクロする、これまたノリのいい曲ですね。
21. 恵みの雨
後半に持ってくることが多いこの曲で今回は本編終了。いきなり終わった感があってびっくりしちゃった。
Encore 1. みんなでね 〜PANDA with Candy BEAR's〜
Tシャツ+スカートでアンコール。これのまえにHappy Birthdayとケーキのサプライズ。
新しいところでこの曲からアンコールスタート。ほのぼの、のどかな感じでしょうか。
Encore 2. Venus Flower
Encore 3. my life.
音響
最初の3曲くらい、妙にエコーが効いちゃってた気がするのは気のせいなのかなぁ。しばらくしたらあまり気にならなくなったけど、alanのパワーあふれる響きが打ち消されちゃってた気がする。DVDとかニコニコ動画を意識した音響だったのかなぁ。それでなくても、時々楽器が前に出てきちゃっててヴォーカルが引っ込んじゃうバランスが気になったんだけど。
音まわりは2ndとかの方がインパクトが強かったですね。とにかくヴォーカルが圧倒的な存在感を持ってるんだから、そこを十分に活かす方がいいと思うんだけどなぁ。
幅広く
MCは相変わらずです。まあそれも魅力といえば魅力だけど。ただ、全体に強引に盛り上げる方向に持って行こうとした節があるのはDVDとかニコニコ動画対応なのかなぁ。面白みよりは手堅さという印象。まあ、MC控えめでがっつり歌を聴けるというスタイルは健在で嬉しいけど。
曲は大まかに分けるとノーマル→聴かせ重視→ノリ重視という感じで、プレミアムらしく多彩な魅力を押し出してきていましたな。意外とノリのいい曲もそろってきてたのねという印象はあります。でもやっぱり真価は前半から中盤の聴かせるヴォーカル&フェイクだったとは思いますが。
微妙な楽曲でもそれなりに聴けるし、良曲相手にはポテンシャルが存分に発揮される…すごい歌い手ですよ、やっぱり。
MCが拙くてもいい。変化球や演出も過度には要らない。いい楽曲をその有り余るポテンシャルで名一杯聴かせてほしい歌姫なんだけど、なかなかそれが叶う環境にないというのも一方ではあるのかなぁ。普通のJ-POPはいい意味で似合わない。微妙な楽曲ばかりでは勿体ない。
alanでしか歌えない壮大な世界観を魅せてほしいと思うんだけど、なかなかうまくはいかないなぁと思うのです。1st初期の存在感をもう一度感じさせてほしいです。
月の仙女、天に帰る
笑顔を約束に、最後の最後に強烈な演出を残してくれました。月を背景に、1stの登場シーンの逆の形で白に包まれてエンディング。
相対的に日本での活動が減るという一つの節目という背景もあって、思わず涙ぐんじゃったい。
これからの活動がどうなるかは知るよしもないけど、現状のリリース状況を見れば1stの時期を超えるインパクトは望み薄。それならば、アジアの架け橋という新たなステージはalanにとって新しい飛躍のきっかけになるのかもしれませんな。
まあ、個人的には年に一回日本に戻ってきて、明日への讃歌を聴かせてくれれば嬉しい限りではありますがね。CDよりはライブで声の魅力が堪能できる希有な歌い手だから、ライブは是非やってほしいというのは個人的な願い。
そして帰途
今回はグッズ購入は無し。DVDの予約はしてきましたが。
alan JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011(仮) [DVD]
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: DVD
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終電コースで帰宅しました。
alan=明日への讃歌。良くも悪くも、これを超える構図が見えてこなかったのが惜しまれるところ。これだけのポテンシャルを存分に活かせる曲がもっと出てきていたら、至高の歌姫としてもっと活躍できてよかったと思うんですがね。昨今の日本の音楽シーンで、そういう正攻法はやっぱり難しいのかな。
ともあれ、alanは新たなステージへ羽ばたくのでしょう。明日への讃歌は個人的には忘れ得ぬ第一期伝説の曲になりました。
入り口付近。 | 建物全体。 |
ロビーにあった花たち。 | 別角度から。 |