恵比寿 天窓switch シングル発売記念Live 雑感

MOONZERO2009-01-13

公式な発売より9日も早くシングル先行発売。しかも曲が良いのはすでにわかってる。これを行かずしてどのライブ行くんだって感じです。
ちなみに、発売されたCDはこれだっ。

アジアの花 V2

アジアの花 V2

華やかだ…。
そして電車の時間を調べていざ出陣。あとは初めての恵比寿で迷わないようにするだけですな。

↑新幹線の中から大慌てでとった富士山。


看板。初めて聴くアーティスト二組。…ってやうこ以外すべてなんだけど(笑)。


↑お洒落な建物です。っつってもライブ会場は地下なんだけどね(何)。

席を確保してカシスジンジャーをオーダー。ライブの時はなぜか軽めのアルコール。アンケートを書きつつ開演を待つ。というかさぁ。


「やうこ的演奏質問表」て何よ。


相変わらず独特すぎる世界観に脱帽(何)。


どんなときにやうこの曲を聴きますか?

  1. 通勤通学
  2. 自宅でゆっくり
  3. 何か作業をしながら
  4. 食前食後

最後の一撃が謎めきすぎ。


さて、今回のライブは

  • Emmy FARANDOLE
  • solamimi
  • やうこ

と続きます。
オールアコースティックの洒落たライブ。軽く酔いが回りかけたあたりでいざ開演。とりあえずEmmy FARANDOLEとsolamimiのレビュー。

Emmy FARANDOLE

ピアノ/バイオリン/ギターとヴォーカルな構成で、グループ自体はヴォーカル&ピアノらしい。気持ちかすれ感のある声だけど、伸び艶もあるヴォーカルが良い感じ。声量の必要な曲に強い印象はありますな。ギターの荒木さんって、たしかやうこの富士コンサートでもギター弾いてた人ですね。
今回の5曲は全体に癖のない曲が多ように感じたけど、最後に歌ってた「シリウスの目覚める夜に」は綺麗な雰囲気も含めてなかなか気に入った。あの感じで突き抜けてくれないかなぁとか思ってみたりして。

solamimi

…まさかこんなところで弦楽四重奏なんか聴くとは思いもしなかった。ある意味一番の衝撃でしたね。バイオリン×2にヴィオラとチェロ。ただ、コーラスもやっちゃうのが個性派ですね。弦楽四重奏をまともに聴くのはこれがはじめてかも。
カバーからインストから歌付きまで何でもありです。四重奏の響きも心地よいけど、コーラスがまた絶妙。バイオリンの掛け合いとかチェロ低音の存在感とか、馴染み無い音だけどすっと入ってきますね。楽しい世界でした。
というか、もっとすごかったのはMCなんだけどね。とりとめなく淡々と話す中に笑いを織り交ぜてきます。個人的にははばけてたMCでおなかいっぱい(笑)。

やうこ登場

…そしてやうこ登場。赤ドレスに赤い花。富士コンサートの二着目の赤ドレスと同じ…かな?ともかく華やかな登場です。バイオリン雨宮氏とセクシー部長平松氏。solamimiヴィオラのノースリーブを上回るセクシーっぷりがインパクト大。

1. ice land

新曲です。バックで鳴ってるギターが良い存在感。ちょっとお気に入りです。次のアルバムあたりで収録されるのかなぁ。

2. すいふよう

ライブ版のすいふようは本当に凄いです。涙腺にくるんだ、これが。ピアノ/バイオリン/チェロの魅力を存分に堪能できる至高の一曲。Pink Or Black収録のChamber Versionが近いけど、響きが断然違いますね。まさにライブのための曲って感じ。

3. canaria

アルバム版、ピアノソロと様々な形態を持つ曲だけど、弦楽器がサポートに入ると強烈に輝きますね。特にバイオリンの存在感がとても好き。前半はまさにやうこのメインストリートって感じ。

4. くものかけら

富士コンサートから登場した曲ですが、飴がウリという珍しい曲。アルバムの中にはありそうでなかった、ふわふわっとした曲。今回は子供はいなかったけど、代わりに自ら飴を配るこだわりはさすがであります。そういえばやうこが立って歌ってるのを観るのは珍しかったかな。

5. 仔犬とおじさん

全力で間違えたのはこの際気にしない。(笑)。Pink Or Blackの黒い方担当ですね。妖しい歌詞と世界観が異色だけど、ライブになるとバイオリンとチェロが妙に映える。間奏の効果音を弦楽器でことごとく表現していくのにはただただ感嘆。

6. Exotic wind

ピアノソロです。桜よりも指使いは複雑そうな感じで、後半の盛り上がりがなかなか気持ちよいです。曲が短い気がしたけど、フルバージョンとかできるのかな。

7. 瞑想room

今回個人的には一番ヒット。ライブでも打ち込み感の強い感じにはなるんだけど、生楽器との相性が良すぎ。ピアノ・バイオリン・チェロが打ち込み音と重なってすごく広がりますね。多少曲の雰囲気が変わるけど、この方が断然好きです。予想外のよさにちょっと震えました。

8. アジアの花V2

今回の主役です。沖縄の三味線みたいな楽器(三線だったかな?)の人が、サポートメンバーも知らない中(笑)登場。このライブのために服を新調してしまうこだわりが素敵。やうこの無茶振りにも負けず(何)、三線でJ-POP鳴らしてます。ドラムが若干大人しくなって、間奏を中心に三線が出てきた感じかな。基本線はV1と変わりなくやっぱり名曲です。
だいぶ「パンパン」も浸透してきたでしょうか。名物になる日は近い。

9. ballad 〜愛屋乃鳥〜

トリの定番と化した感のあるこの曲。生楽器の良さを存分に堪能できるという意味では、ライブならではの曲という感じもしますね。打ち込みのリズム隊もいいけど、この曲は生楽器だけのほうが際立ちますね。

encore1. C'est la vie

アンコール一発目はピアノ単独。自分が聴いてきたライブでは初登場ですね。詞がかなり個性派なのですよ。

encore2. Heart

珍しい曲がきた…と思ったらやうこ自身も久々だったそうな。ピアノを弾きながら歌うほうを見慣れてるだけに、立ちで歌うやうこはなぜか新鮮。しっとりと締めてきましたな。

オリゴ糖的MCとか

ステージからバーボン発注してる平松氏や、借りてきた猫状態の雨宮氏に放置プレー食らっても動揺はしないやうこ@かぐや姫。謎めいた空間が展開されてましたが、そんなフリーダム空間が妙に面白かったですね。かぐや姫伝説の話も出てきて、トークはなかなか冴えておりましたです。お笑いが好きだというのは初耳だ。
やうこサポートつきライブの見所は、演奏中の奏者の目。演奏中の三者の表情や姿って、アーティストならではの凄みのようなものを感じるのです。弦楽器の音を楽しむのもそうだけど、そういった雰囲気を感じられるのもライブならではですねぇ。

連敗

今日の大きな目的の一つは、なんといっても先行発売のシングルの確保。そっちは問題なかったのですが、その時点で終電までほとんど余裕なし。次の日仕事だし、サイン会は断念。結果的にはサインもらってても間に合ったかもしれなかったけど、そこまできわどい勝負をする余裕はなかったですな(汗)。

結局サインは断念したけど、帰り際にやうことすれ違って少しだけ話もできたし、何よりも全体に素敵なライブだったので何も言うことはございません。今年はアコースティックがマイブームになりそうな気がしてきた今日この頃。