『flower voice After Party 2008』@表参道FAB 雑感
さて、アフターパーティです。もともとはフラボお疲れ様の意味でアフターパーティだったんだけど。本人もびっくりのホスト続投決定で、ビフォーパーティにもなりましたとさ(笑)。そんなこんなで、桜咲く3月末。曇り。
問題ない!SHUUBIライブで雨など降らん!根拠皆無な自信の中、新幹線に乗り込む。つい先日稼働開始となったICカードを使ってみる。便利。
品川に到着。
…雨orz。
小雨から晴れってパターンはあったけど、雨の中ライブに突入ってのは初めてじゃないかな。ライブ限定の神通力撃沈orz。渋谷から表参道への道がわからんし…。渋谷の素人お断りっぷりはさすがですな(死)。
雨のモアイ像 |
ちょっと遅れてFABに到着。フラボといえばやっぱりハイネケン*1。
ライブ会場の図 |
ハイネケンのアルコールがいい感じに回って、テンション上がり気味の中でいざ開演。
一週間前にブログにコメントで描いた予想。
- 1曲目
- 本命…かぞえうた
- 対抗…NIJI
- 大穴…反逆者
- ラスト
- 本命…うららかな
- 対抗…ハジマリノウタ
- 大穴…ライダー☆
フラボ的ムービーで始まるアフターパーティ。花を何に例えますか。
01. うららかな
最初これ〜!?わりとどの位置でも盛り上がれる曲だけど、通常は後半にとどめのようなポジションが多いから、ちょっとこの順番は意表を突かれた感じ。今回はワンマンだけあって、濃い客層のサビへの準備は万端。オープニングだというのに見事な一体感を作り出してましたな。SHUUBI初期からの曲でありながら、SHUUBIに欠かせない名作は健在。
02. アラタモノ
うららかな→アラタモノ…京都でよく見る終盤の流れに似てるな。最初この流れを見て、今回はアルバム順で来るのかなーとか思ったけど、さすがにそこまで単純ではなかったな(笑)。派手さはないけど、程よいテンションが楽しい曲…今日はテンションが高めだったような気もするけど。
03. 新曲
ここで新曲。前向き感を大いに感じる曲ですな。アルバムでどういう形の楽曲に乗ってくるのかも楽しみだけど、がっつりロック系なライブでのパワー感もやっぱり素敵。
04. かぞえうた
ここから鍵盤SHUUBI。良曲なんだけど、意外とライブで聴くことが少ない印象の強い曲。そういう意味ではワンマンならではなのかもしれませんな。ライブになると、ドラムの存在感が俄然心地よくなるのも楽しい。
05. これが恋なんです
選曲的サプライズ第一弾。あまりの奇襲っぷりに、一瞬何の曲かわからんかった(汗)。古参のファンには嬉しい選曲。当時と今ではやはり多少の声質の違いがあって、当時の絶妙なバランスとはまた違う色を見せてくれましたな。まあ、この選曲自体が感激ものですが。
06. ドアの向こう(新曲)
懐かしの曲から一気に新曲にタイムスリップ(笑)。今回見せた新曲たちは、とてもポジティブで勢いを感じるスタイルが多かったように感じたが、これもその系統。アレンジでいろいろ化けてくれそうな予感もする曲。
07. ママ
ぐっとスローにギターソロ。曲そのものよりもそのストーリーや前振りがクローズアップされがちな曲だが、しっとり聴かせるオーラはさすがSHUUBI。今回は全体にノリのいい曲で押してただけに、このアクセントは一段と際立った感じもあるかな。
08. 春夏秋冬 - Andes Mix -
今回のライブの陰の主役、アンデスさん登場。ライブではおおよそ面白いところを担当するこの曲、今回はSHUUBIの見事な撃沈っぷりにステージと観客が妙なテンションで一体感(笑)。この後、事あるごとに指名されるアンデスさん最強。曲自体は、北米トラディショナル風味なパーカッションの妙。
10. 新曲
これもミドルペース。船を出そうっていうフレーズが印象的。今回も新曲を巧みに織り交ぜてきて、アルバムの方向性とかもじわじわと見えてくる様も最近のSHUUBIライブの見どころになってますな。
11. 京都21で爆笑メンバー紹介
野口カオル
ドラム・パーカッション・コーラス。今回も巧みな味付けで芯に彩りを添えてましたです。ライブの宣伝で大いに笑いを誘ってました(笑)。
ベースの人
…名前わかりませんでしたごめんなさい(汗)。唯一順当にベーステクを披露してくれました。個性派ぞろいの中では逆に貴重かも(何)。
井出泰彰
キーボード・コーラス・イケメン。まさかのダブルキーボード。味のある演奏とコーラスはやっぱり健在。悲願の大トリ脱出おめでとうございます(笑)。
石崎光
ギター・ネタ。ここでもやっぱりネタ全開でした(爆)。しかし、多彩なテクニックは見逃せない。
裏方な人
リハーサル指揮担当。裏方なのに面白すぎ。おそるべし。
12. 警告
京都21からうららかなにつながるのが黄金パターンなんだけど、なんと警告。ついにライブ降臨警告。今回最強のサプライズ選曲じゃないかな。身震いするわ涙腺壊れかけるわもう大変でした。ベースの存在感が圧倒的な原曲に比べると緊迫感はやや薄いものの、ライブのバランスも孤高感がいいですね。声の質が当時に比べてやや硬質(?)になったのも、曲のイメージの微妙な違いに一役買ってる感じ。あのアルバムの声にしてあの曲あり。ライブで復活してもなお存在感は色褪せない。
14. ライダー☆
やってきました新曲の古参(謎)。勢いとスピード感はまさにライブ仕様。ドラムがいい存在感だしてますぞー。早くアルバムバージョンで疾走したい逸品。
15. NIJI
現行ラインアップ屈指の鉄板。SHUUBIキーボードが織りなす至高の世界。怒涛のパワーで駆け抜けたここまでの勢いを良い意味で抑えつつも、抜群の切れ味で魅せてくれます。やっぱりいいですね、これ。
16. ブレス
Dummy期の傑作が締めに登場。愛の詞の後継曲っていうイメージが強いんだけど、単独の楽器でしっとりでもいける不思議曲ですね。今回はスタンダードなバンド型。さすがに詞曲とも圧倒的な完成度で聴かせてくれます。素晴らしい締め。
encore 1. Dear(今日の0:00にできたばかりという新曲)
SHUUBIと井手さん登場。
これがほんとの最新曲。20時間前にできたばかりという新曲の登場。ここでしっとり感のある曲を持ってきました。ママの後継として期待できそうな曲ですね。完成計がどう出るのか楽しみ。
encore 2. Happy Birthday〜theme of flower voice
バンドの皆さん再登場。ハイネケン持って登場(笑)。
フラボのテーマ〜かと思ったら、バンドの皆が結託してサプライズ。ケーキも登場してSHUUBIのてんぱりもMAXに。ちょっとした年齢トークに花が咲きました(笑)。
その後のフラボのテーマは、うららかなばりにステージと観客が一体化したハイテンションステージ。フラボカラーがここで花咲きましたな。
encore 3. うららかな
なんとなんと2度目のうららかな。しかも最初と最後に登場。盛り上がりという面ではまさに最強クラス。観客側もすっかりテンションが上がっていたため、最初に比べて「うららかな〜」の声量が抜群に上向いておりました。観客との一体感を作れるという意味で、この曲以上のものはそうそう出てこないでしょうな。
有り余る熱気に包まれながら、アンコール終了。鳴りやまないSHUUBIコールはやがてハッピーバースデーへと。
premium encore. 愛の詞〜雲よ月を覆ってしまえ〜新曲
ただ、通常はここで終了なんだよね〜。とか思っていたら、まさかまさかのセカンドアンコール。たださすがにネタ切れだったのか、てんぱるSHUUBI(笑)。観客のリクエストに応えるように、愛の詞と雲月をワンフレーズずつ。少しではあったが、特に愛の詞を生で聴けたのは非常にレアだったね。ライブではあまり出てこない曲なのですよ。好きなんだけどなー。
オーラスは新曲。ラブソングの後継曲みたいな感じ。パワーMAXなライブがSHUUBIなら、こういった静かなオーラもまたSHUUBIの世界。最後にきっちり魅せてくれましたですな。この曲をもって、本当に終了。
閉幕後のライブ会場 |
全体を通して
アルバム「SHUUBI」とは似て非なる展開になりそうな新曲たちの雰囲気を感じつつ、ワンマンならではの圧倒的なボリューム感を芯から堪能させてくれました。客層もほぼSHUUBIファンであろう濃さ。解放感、爆発感、てんぱり感という点では、最近のライブの中でも一番じゃないかな。P-Proを思い出しましたよ、はい。SHUUBIというアーティストのオーラを存分に堪能できたのも良かったなー。気持ちやオーラが前面に出る歌のパワーをこれだけ存分に感じられたのは幸せでしたね。あの屈託ないパワーが、他でもないSHUUBIの魅力ってことになるのでしょう。
そして今回は、愛の種目時代の隠れた名作をライブで聴けたのがうれしかったなー。特に警告最高でした。新旧入り乱れて、それでいて全体のバランスも秀逸。今回はいつもより勢い重視な組み合わせだったようにも思うけど、それに負けないステージや観客の勢いが最高でしたね。久々の非日常空間でテンション上がりました。SHUUBIとゆかいな仲間たちにありがとう。ハイネケンありがとう(笑)。
ライブ前後
ライブ前は、物販でレアDVDと新色のフラボTシャツを購入。レアDVDは今回のアフターパーティーの限定品。フラボのオープニングムービー集。走ってます。ビール飲んでます(笑)。
帰り際に母妙子様にプレゼントを託し、がっちり握手を交わして再会を誓うのでした。ほんとに気さくなお母様です。
雨やまぬ東京を後に名古屋に向かう。家に着いたのは翌日でした。
レアDVD表。 | レアDVD裏(DVD面)。 |
このあと4/2はSHUUBIの誕生日。フラボ完結・アフターパーティの解放完結・フラボホストアンコール・誕生日とイベント目白押しなのでした。
久々におなかいっぱいの素晴らしいライブを堪能した気分。足はしんどかったけど、とても心地いい疲労感。これこそがライブの醍醐味なのでしょう。