SHUUBI NEW ALBUM「I Love,Your Love」発売記念 SPECIAL LIVE 2010(2010.10.27) 雑感
オリジナルアルバムでいうと5年ぶりになるのかな?満を持して登場した新アルバムとツアーの一発目。代官山の駅のすぐそばでのワンマンライブとなりました。
曇ってはいたけど雨は降らず。さすがは晴れ女でございます。
代官山の垢抜けた感のある雰囲気になじめないなぁとか思いつつ、少し待っていざ入場。
カレー
規模はそれほど多くないライブハウスなんだけど、お客は100人を超える勢い。椅子どころか物販エリアやカウンターまで進出してえらいことになってました。おしゃれなライブハウスもいいけれど、そろそろキャパの認識を変えたほうがいいようなそんな気がした10月の夜。
関東の物販といえば母妙子様。お元気そうで何よりでございました。TシャツとCDと刷新されたポストカードを購入。ついでに年明けのライブの予約とかも。ハンカチは迷ったけどとりあえずいいや。欲しくなったら別のライブで買う(笑)。
そして、SHUUBIライブではちょくちょく登場するオリジナルカレー。今回もでました
「SHUUBIが新妻風」
数年前の乙女塾でもやってたよねこれ。というか、家庭用カレーにしちゃ妙に高度な感じもするけどな(笑)。
味自体は美味かったですよ。ひき肉入りって普段あまり食べないから新鮮だったし。九州のほうでは入れるのかな?
夕食代わりにカレーを食べ、アンケートを書きつつ開演を待つ。
看板。 |
新妻風カレー。 |
3人編成
今回の編成はSHUUBI(ピアノ)/野口カオル氏(ドラム)/森俊之氏(キーボード)の3人。今回のアルバム的ツアーの主力ということになるのかしら。ギターがいないのがどうでるか。従来あまり印象のないSHUUBI的キーボードがどういう味を出してくれるか。久々のワンマン、いざ開演。
ステージ。 |
なんだか緊張してたっぽい。まあ、無理もないか。5年ぶりのアルバムのレコ発ライブ初日だしねぇ。でも、歌モードでぐっと引き締まるのはいつものSHUUBI。
01. Intro〜Love Song
「私の声が聞こえますか」
アルバム収録曲。ピアノのみによる演奏ですね。アルバム自体はほどよいノリの曲が多いのだけれど、じっくり聴かせるスタートとなりました。SHUUBI的恋歌のスタンダードという感じですな。
02. Miss & Mr. Baby
アルバムの先頭曲。おしゃれでスタイリッシュな曲で、SHUUBIの曲調という観点ではとっても新鮮な気分。でも、アルバム全体がこのおしゃれ感を保ってるあたりが不思議なんだよなぁ。
ピアノの特徴的なメロディが耳に残りますな。
03. I know
一瞬RIDER★かなと思ったんだけど、雰囲気はMiss & Mr. Babyの方が近い。サビの柔らかさが好感触。今までのSHUUBIっぽくはないんだけど、サビの雰囲気はSHUUBIらしいと言えばらしいのかも。
04. 星屑よけてクロールしたら
某ニュースのエンディングらしいですが。サビ区間が長めな風味。言葉数は多いけど、お洒落な構成が心地よい。
06. マイシーズン
この曲は宝物(一つ前に発売されたマキシ)に収録されていた曲ですな。ピアノの旋律が一癖あって面白い。気分が楽しくなる、ほどよい跳ね感も好き。
07. Set Me Free
歌ではなく詩の朗読コーナーであります。森氏がピアノ。
08. 君が君で
アルバムの中では珍しい、静かにじっくり聴かせる曲。ピアノオンリーで穏やかながら緊張感を醸し出す雰囲気が、ワンポイントの素敵な変化球。
09. Piano Solo(星に願いを)〜幸せの瞬間
この曲自体はシングルのB面に収録されてたんだけど、今回のラブソング系によく似合うチョイスとなっております。今回数少ない旧曲。
10. Drum and Keyboard Inst.
SHUUBIがいったん退席。最近のライブで密かに名物の野口氏ドラムソロ。今回は森氏のキーボードも合流でパワーアップしております。なんかの曲でも演奏してるんかなと思ってたら…
11. excuse me
ほんとにそのまま新曲に繋げてきました。以前からちょくちょくライブでは歌われてきた曲で、今回アルバム曲として登場です。なんとなくこの曲のSHUUBIは歌い方を弾ませてる気がしますな。バックコーラスも見逃せない魅力。
12. NIJI
13. 君が好き
14. RIDER★
15. うららかな
怒濤のお客スタンディング4連発。盛り上がりはこのライブ文句なしの最高潮。今回のアルバムはこの手のノリが突出しないだけに、こういう盛り上がりは旧曲の強みという面もありましたな。
そして、そこに満を持してぶつけてきたRIDER★。ライブでは割と以前から歌われていた曲でもあり、SHUUBI曲でも指折りのノリ重視曲。個人的にこの曲はアルバムのどの曲よりも楽しみにしていたところがあります。アルバム発売後初めて聴くRIDER★…何となく、思ってたRIDER★よりも丸みを帯びた感じにはなってましたな。多少アルバムの雰囲気に寄せてきたかなという印象。以前の突き抜けた感じまではなかったなぁと。
その流れでド鉄板旧曲のうららかな。ギターを使わないうららかながちょっと新鮮ではあったけど、やっぱりSHUUBIの看板曲だなぁと思わせる圧倒的な一体感。SHUUBIライブ史上に残るくらい強力な4連発になったような気もします。
16. 宝物
最後の締めは前回のマキシから。今回のアルバムにも収録されております。それほど特徴のある曲ではないけど、詞曲の雰囲気はどことなくSHUUBIらしいというか。
Encore 01. Onlineであいましょう
がっつり溜めたアンコール。1発目はアルバム曲より。京都シリーズや春夏秋冬と同系列かな。遊び心の入った1曲。本当にある釣りゲームが背景にあったとはちょっと意外。ピアノに3人が超接近。野口氏の口笛が冴え渡っておりました。
Encore 02. Dear
これでアルバム曲は出そろいました。ピアノでじっくり聴かせてくれます。
MC
テンパり具合はいつものSHUUBIライブのそれ。11/3と1/3間違えちゃダメです(笑)。野口氏の突っ込みが的確なら、まさかのメンバー紹介で返すSHUUBI。相変わらず面白い空間ですね。
アンコール1発目のTシャツ&アルバム宣伝も恒例化した巻がありますな。目は口ほどにものを言うというのか。MCと曲中のギャップがSHUUBIだなぁ。
新曲たち
突出した破壊力とか一癖ある曲とか、そういう変化球は無し。おしゃれでスタイリッシュな風味を前面に出してきたラインアップとなってました。ギターを外してキーボードを持ってきた影響もあるのかな。
今までのSHUUBIの曲イメージとは、どことなくがらっと変わった雰囲気があるんですよね。洗練された雰囲気を醸し出しているというか。わかりやすく伝わってくるインパクトよりは、じっくり味のある聴かせ方をしてきたなという印象かな。あと、気持ちの面では全体を通してプラスに突き抜けてきたという点は、過去にない突出感かもしれない。逆に、そのことが今回のお洒落なイメージに繋がっている面があるのかも。
今までのSHUUBIとは似て非なる雰囲気は、聞き飽きない上質感を秘めた曲たちと言っていいのかな。少し趣が変わっています。