乙女塾第一回 雑感

さて、この日の現地の降水確率は80%〜90%。名古屋を出る前も雨。でも、なぜか「雨は止む!」と信じて疑わず…ただ、さすがに今回は傘持参で出発。結局開場時まで雨でした。晴れ女とライブ限定晴れ男をもってしても、80%〜90%の降水確率は覆せず。小雨が限界。
相変わらず道玄坂にすんなり入れず道に迷う(爆死)。でもまあ、駅前の親切な看板に大分助けられたけど。今までに比べると少しバタバタしたけどとにかく入場。
今回の仕込みはやっぱりこれでしょ。

せっかくの機会なので着て行きましたw。
まずは何をおいてもファンクラブ入会(何)。幸いにして入口近くで受付をやっていたので話が早かった。後日改めて申込書(だったかな?)が届く模様。
グッズを物色。積紫乃のグッズも気にはなったが、とりあえず積紫乃本人と歌がどんな感じかを見てからという方向で。SHUUBIグッズはTシャツの色違いをゲット。ピンクがなかったけど、今回だけないのかしらん?CD関係は新アルバム待ちですなー。
余談だが、Tシャツ効果もあってか、しかも何度か小刻みにグッズを買ったもんだから、最後は販売の方に顔を覚えられてしまった(爆死)。


そしてオムライスとカクテルを発注。


なんでやねん。事前に告知は公式サイトであったのだが、前回RISING SHUUBI 2006のカレーに続き、食事のできるライブ第二弾。

  • 乙女プレート新妻風☆
  • ごめん。わたしオムライスしかつくれない(はぁと)
  • あはん うふん いやん ばかん
  • おかえりなさい
  • 乙女カクテル
  • 恋のテクマクマヤコン
  • あなた色に染まっちゃう(はぁと)


…最後まで行く前に背後からミサイルキックでも飛ばしたくなる机上のシート(ぉぃ)。右半分の積紫乃側は

  • 紫乃SPECIAL DRINK
  • バイオレットリキュールとジンジャーのきいたさっぱり味のカクテルです。
  • さくらんぼも入ってます。
  • タコライス 〜沖縄へめんそーれ〜
  • レタスとトマトと野菜をいっぱい食べましょう。
  • サルサソースの辛くないタコライスです。


…まるっきり世界観の違う二つの世界が一つのシートに。
乙女カクテルそのものはなかなかうまかったですよ。グレープフルーツベースだと思うんだけど、すごくさっぱりした飲み心地で、酒に弱い自分でも抵抗なく飲めましたです。さわやかな青いカクテルは見た目にも素敵。オムライスは…わりと上の雰囲気にマッチしたオムライスでした(謎)。


そんなこんなしているうちにいよいよ開演。

SHUUBIファンの見た積紫乃

曲名とかほとんどわからなかったんで、とりあえず総論で。
濃い色のよく似合う世界観がはっきりしてて、聴く分にはわりと歯応えを楽しめる楽曲がそろってますな。3/4とか6/8拍子が割と多めなのかしらん。あとはぎりぎりまでギターとドラムを抑えてアコースティックで引っ張るなど、構成も興味深いもの多し。基本的にギタドラで押してくるので、少しやかましめでも問題がなければなかなかに聴けるアーティストでしょう。
雰囲気はSHUUBIとほぼ真逆風味。SHUUBIはMCを積極利用するし色は白を中心に薄い淡い色が似合いそうだしポジティブ型の雰囲気が大目だし。積紫乃の場合はMCはほんっとに苦手そうで黒や紫や赤が似合いそうでダーティな雰囲気が大目だし。
もう一つはライブ空間の作り方かなぁ。SHUUBIの場合は、とにかくフォーカスを自分(達)の外に合わせて雰囲気を全体からかつ自然に盛り上げる方向が多いのだけど。積紫乃の空間の作り方は、基本的なフォーカスはステージ上のヴォーカルを中心に据えて、歌でもって空間を支配しに行く攻撃型ライブっていう感じがした。なんだろう…「メッセージを伝えたりしたいのだけど、不器用ゆえについ支配的な空間でペースに引きずり込んでしまう」…そんな空気をもってたな。そのストレートさ故、空間を理解するのに時間はかからない。
これはねぇ…どっちが良い悪いということではなく、どちらかに慣れてる客がもう片方の空間になじむのに少し時間がかかるぞ。ゲーセンのギタドラが似合いそうな楽曲構成やベースの飛び跳ね、心に動揺と怖れを誘う旋律の取り方はそこそこ好きな部類。
そんなこんなで積紫乃のソロが終了。前半をゲストに目一杯歌ってもらうのが乙女塾スタイルになるのかしらん。

SHUUBI登場。

KORGキーボードが二台。積紫乃がピアニカをもって登場。微妙に聴いたことはあるんだけど題名知らない曲でスタート。ぐずぐずになりそうでならない二人のMCが絶妙かつ微妙すぎ(爆)。
その後、積紫乃退場で見知らぬ男性登場。なんと、ASKA関係のキーボードな人らしい。澤近氏とのダブルキーボード。声が低くてダンディーな人ですよ(笑)。京都でよく見るアコギともまた違う空間でSHUUBI部門スタート。

NIJI

いきなりキーボード全開。観客は手拍子が定番なのだが、ここでSHUUBIファンと積紫乃ファンの分布がわかってしまった(ぉ)。SHUUBIの音に絶妙なバランスで割り込んでくる澤近氏の音。この厚みと、聴き慣れているのにほんの少しだけの変化が妙に心地よいのですよ。

僕らの星

そしてこれ。テンション上がります。SHUUBIが立っているのに背後の音もキーボード。少しだけ珍しいものを聴く気分。シンプルだけど心にすとんと落ちてくるフレーズはやっぱり健在。

小雪

今回は早めのしっとりでした。この曲のキーボード版はなかなか聴く機会がないので割と貴重かも。どちらにしても味があります。

始まりは何時も雨(ASKA

MCの流れからASKAの曲だってのは察しがついたんだけど、曲名が最後まで分からんかったよ^^;。サイン会まで引きずることになった(謎)この曲は、ASKAのバックコーラス時代を垣間見る貴重なひと時なのでした。

新曲

今回初お目見え。当然題名もわかりませんです(汗)。しっとりめの楽曲でした。今回は目一杯にはテンションを上げない楽曲構成だったような感じですな。

アラタモノ

なーんとここでサプライズゲスト。バンド系SHUUBIには欠かせないドラムの野口薫さん登場。SHUUBIの一番のファンを公言する野口さんですが。今回、ドラムは叩かずにタンバリンで緊急参戦。
この楽曲はそういうライトな楽器もしっくりくるのが不思議なのです。SHUUBIも鈴振ってたし。100%SHUUBIファン層ではなかったせいもあって、手拍子やさびの決めはばらつき気味だったけど、やっぱり観客を巻き込んでテンションを上げるのにはいい曲ですねー。

君が好き

個人的にはここから二台キーボードが真価を発揮という感じだったかな。弾き方の微妙な違いが奇麗にマッチするから素敵。あまり専門的なところはわからないけど、SHUUBIは割と少ない種類の和音で構成するのに対して、澤近氏は積極的に音をばらしていく傾向があるような気がした。SHUUBIが軸を張って聴き慣れた構成に、澤近氏の味付けがとても心地よいのです。

ライダー☆

新曲群の中の定番。テンションが高まってきてる中で、ここで一気に盛り上がってきました。キーボード二台が奏でるアップテンポ曲。バンドでがっちり乗せてくるのとは違うふわふわハイテンション。

新曲

そしてもう一つ新曲。流れやBGM的にハジマリノウタかな〜と思っていたけど、新曲がきましたな。アルバムの到来が着々と近づいていることもうかがわせる。

秘密の樹

時々出てくるラス曲の変化球。紫陽花〆もなかなか渋いが、この秘密の樹でミディアムに〆るのもなかなか趣がありますな。
そういえば今回は鉄板うららかなが外されたという所でもほんとに珍しいラインアップになってる気がする。キーボードを聴かせる仕様ってところを軸にした結果ってところなのかな。


「貴方色に染まります」的な今回の選曲。一風変わったコンセプトの試みはなかなか面白かったのではないかと。

MC炸裂的SHUUBI

MCをほとんどしないスタイルの積紫乃との対比で際立った感もあるSHUUBI的MC。MC大好きというだけあって会場を沸かせてましたですな。ちぃっと点パリ気味なのが続いていたのはこの際気にしない。でもいつもよりテンションも高めでMCが濃かったねー。飲みすぎ話やASKA話にファンクラブ話と、話題に事欠かなかったのも大きかったかな。
あとはこの手のライブだと、SHUUBIは常に半歩引いてライブを展開するんだよね。常に相手や周囲を引き立てることを最優先にしてる傾向が出てくるから、この展開はそれが存分に発揮される展開だったのは間違いないんだろうな。
今回はファンクラブのくだりが一番面白かったですな(笑)。

サイン会

これは本人のブログで直前に出てきた情報ということで嬉しい誤算だった部分。とりあえずポスターとCDにサインしてもらいました。
# というか、いつも複数にサインしてもらうよくばりでごめんなさい。
よくよく考えたら、ポスターに直筆サインって初めてのパターンなんだよね。それもあって今回はポスター。携帯はやめました(謎)。
とりあえずTシャツでつかんでおいて(笑)、ブログってところで名前も完全に覚えてもらった感あり(笑)。ただ、ASKA曲ほっとんど知らないの…*1。ごめんSHUUBI^^;。
「いろんな音楽聴いてみるといいよ〜」
「そうですね〜、でも、そういう意味では今日いろんな音楽聴けて良かったな〜」
「そうだね〜」
ってな展開になりましたです。あとは「名古屋からきたから終電なくて今日は東京に泊まる〜」的な話題も。気をつけて帰ってね〜という展開になったちょっと不思議空間なのでした。相変わらずテンパってうまく会話を繋げない自分…がんばれ。
会話してたせいか慌てていたのか、CD側のサインは非常にレアなサインになったけど(謎笑)。ともかくいつもありがとうございますSHUUBI
そして握手。今回はなぜかあまり華奢な感じを受けなかったのが不思議。まあ、気のせいか、私がテンパっていたかどっちかだろう。

その後

帰り際。
さあ帰ろうと思っていたら、入口で


野口さんが一人普通うううぅぅぅに玄関にいる。


あまりに驚き、「いや、まさかこんな所にいないだろー」という思いも交錯し、激しく動揺してしゃべれなかったよ…(涙)。テンパリ過ぎて会釈してどーすんだよ自分(泣)。この気さくさがSHUUBIチームの魅力の一つなんだということを大いに学習。どこかのライブで今一度お会いしたいものだ。

帰る


モヤイ像。カメラの性能が上がったんで、夜間もなんのその。そういえばハチ公像を取るの忘れた^^;。
雨は結局最後まで時々小雨状態。初めて雨の中のライブってことになりました。まあ、降水確率80%〜90%だった割には土砂降りじゃなかったんだからよしとしますか。ビジネスホテルに一泊して翌昼に帰宅。いや、安いホテルだったけど必要最低限は一応そろっているのでそんなに不自由でもなかったし。素泊まりに近い環境ならあれで十分って感じでちょうど良かった。


今回のライブは、いつも観てきたライブとはかなり違う空気をもったライブでしたな。なんかSHUUBI的ライブのANOTHER STYLEを見ているような感覚。これもまた、SHUUBI的コンセプトの一角なんでしょう。
今年はフラワーボイスと乙女塾…東京が中心でSHUUBIライブが回っていく予感。そうなってくると参戦できるライブは限られてくるけど、また折を見て東京SHUUBIなライブを観てみたいな。そして、また雰囲気の違う京都的SHUUBIもまだまだみたいし、なにより「すごくふれあえる」がコンセプトなファンクラブがどういう展開を見せるのか…。まだまだ目が離せませんな。



今回の戦利品。CDはこれでFree以降はサイン入りと普通聴き用がそろった(笑)。Tシャツはこれで白・ピンク(サイン入り)・黒・黄色の四色がそろった。CDのサインは非常にレアな一品になりましたよ(謎)。



余談1

ちょうどこの日、オークションで落札したポスターが届いた。

DVDの販促ポスター。下のほうにちらっと見えてるのが実際のDVD。まだ髪切る前のSHUUBIですな。

余談2

公式サイトのトップが更新されてた。待望の短髪バージョン。
公式サイト。

*1:すぐでてくるのはIDくらいかな…。